社会科学研究会 夏の陣(報告)

 2012-11-15
今年の夏休み、八月某日。

三人の男がある部屋に集まり、あるものを中心に座っていた。

そのあるものとは・・・

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ケータイアプリ・『桃太郎電鉄JAPAN+』である。

理由はもはや覚えていない。

なぜこうなったのかもわからない。

ただ、みんながこの決着のつけ方に納得しただけである。

ということで、この夏に、誰にも知られずひっそりと行われたもうひとつの法大闘争をブログをお読みの皆様に報告します(かなりの内輪ネタですがあしからず)。








エントリーナンバー①
法大闘争 太古の世代(法大レジェンド)代表
内海 祐一

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法政大学文学部英文科二年(2006年退学処分)
通称:生きる法大闘争史
座右の銘:オタクとは「折れない、倒れない、屈しない」者のことである

プレイ名:勇者社長
戦略:農林物件の安定性を軸に無難に攻める。一歩一歩、しっかり進むことが重要だからね。日々のルーチンを積み重ねないやつは成功なんてしないし。そこはブルジョアもプロレタリアも同じかな。





エントリーナンバー②
法大闘争 転換の世代(文化連盟決起以降)代表
齋藤 郁真
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法政大学法学部政治学科二年(2010年退学処分)
通称:平成のガンジー
座右の銘:愛で世界は救えない

プレイ名:伝説社長
戦略:農林などという利潤率の低い物件に価値はない。桃鉄は資本主義ゲームだ。とにかく利潤率の高い物件を買うこと。カネがあるかぎり買うのではなく、一定ためておき、独占を狙う。自由競争などという、本質的に効率の悪い、ペテン的なイデオロギーなど気にしない。





エントリーナンバー③
法大闘争 新世代(2012年以降)代表
武田雄飛丸
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通称:法政谷のスナフキン
座右の銘:狂えないやつに成し遂げられることはない

プレイ名:肉社長
戦略:ぶっちゃけ初めてです。『資本論』と『帝国主義論』はちゃんと読みましたので、なんとかなると思います。要するに全国を回って、金融資本的に優良物件を買い叩いて小ブルジョアを破滅させればいいんですよね?










いろいろ考えたのですが、細かいプレイ画像をだしまくってもどうしようもないので、さっさと結果発表いきます!

優勝者はやっぱりこの人!
写真 3

サイコロの目を操れるんじゃないかと思わせる圧倒的な力でした。目的地に入りまくって得た潤沢な資金で農林とか関係なく物件を買いあさってました。この帝国主義者!

総資産
写真 4

当然ながら優勝者である内海が最高。初期マネーが1億だから、10年で成長率が200倍! 中国もびっくりです。


収益(労働者への搾取度ともいう)
写真 5

意外と一位と二位の差が小さいのは齋藤と内海の戦略の違いがいちおう出たというところでしょうか。ゆひまるはほんとがんばった。


総括:資本主義的生産様式に対する理解の度合いが桃鉄の強さを決定する要因たりうる。



次は三国志だ!
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社会科学研究会は今日も元気です!

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社研よりお知らせ

 2011-04-03
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「社会科学」2011年新入生歓迎号

社研の新入生歓迎号ができました。内容は、資本論の学習会で使ったレジュメを大きくまとめたものですので、直接読むだけではわかりにくい部分もあるとは思いますが、よかったらどうぞ。

②スターリン主義について(下)

 2011-01-18
     ギレン A

 あけましておめでとう、諸君!! 久しぶりだな! もちろん、私だ! 社会科学研究会だ! 
 
 さて、最初にひとつ謝らなければならないことがある。本来であれば上下編にするなら上と下のアップにそんなに間を開けるべきではないのだが、デモなど本ブログの本流のほうがアップされていた関係で、われら傍流は引っ込まざるを得なかった。デモは前々から予定されていたので、こうなることは予測がつくはずだったにも関わらず、正月の三が日の間にやらなかったことを反省しなければならない。諸君に陳謝したい。すみませんでした・・・。
 
 


 さて。気を取り直して、今回はスターリン主義について(下)だ。前回言った通り、今回明らかにしたいのは、スターリン主義の成立理由およびそれが全世界を覆った理由、そしてそもそものその体制の破産性についてである。
 
 まずはスターリン主義の成立理由だが、これには、前回の部分も少々絡むが、どうやってスターリンが自己の権力を確立し、古くからのボリシェビキの反対を抑え込んだかを明らかにするべきだろう。

条件① 最も優良な党員の大量死亡 
 これが最も大きな理由である。ロシア革命後、帝国主義各国は革命を防ぐために即座に戦争を終結させた。そして、第一次大戦によって荒廃し、厳しい状態にあった国内の全余力を使って、即座にチェコ兵救出を名目とした連合を組んで革命ロシアに戦争を挑んだのである。これが歴史の教科書でいうところの「シベリア出兵」である。さらにここに白衛軍、つまり元ブルジョアや軍人が率いる反革命軍が内戦を開始する。ロシアの労働者は、内と外の二重の敵と闘わなければならなかった。
 ロシアの革命軍と労働者は良く闘った。軍事力学的には防衛しきれる可能性はまずないほどの重包囲の中、ボリシェビキの募兵に目標募兵数の三倍が応じ、さらに自らが軍隊内の選挙で選んだ信頼する指揮官の下、高い士気でこの戦争に勝ち抜いた。それはひとつの奇跡であった。
 しかし! もちろん戦争は厳しく、この過程で最も激しい時期の革命運動を担いぬいた優良なボリシェビキが大量に前線で闘い、結果戦死してしまった・・・。革命運動の過程で、最も労働者に信頼され、選ばれた彼らが前線で指揮を行う以外、ロシアはこの戦争に勝ち抜けなかった可能性が高いことは事実であるが、これがボリシェビキ内の腐敗を生みだす第一原因である。
 1917年の革命の過程で最もがんばった人間たちが死に、逆にその革命の過程で消極的にふるまった人間たち、スターリンを代表とする人間たちの党内における比重が大きくなってしまったのだ。革命的な層が死に、日和見的な層だけが生き残ってしまったのである。ドイツ革命が敗北に向かう中で、そのような連中が影響力を持ちやすい状況だったことも大きい。

条件② 内戦による書記局機能の強大化と腐敗 
 スターリンは、個人としては非常に事務能力の高い人間だった。一説には、10万の党員の名前・顔・経歴を暗記していたらしい。その能力を買われて、彼は書記長として書記局を任されていた。そして、白衛軍との内戦の過程で、それに勝ち抜くために書記局機能が強化され、書記局は自ら党員を募り、それらの人々の党への加盟の可否を決定する権限まで持ったのである。1921年に内戦が終結に向かった時、レーニンの提案で「書記局機能、特にチェカ(反革命阻止委員会)の権限縮小」が行われたが、荒廃する経済対策など重要政策に関わっているうちに曖昧になっていた。そしてレーニン死後、「レーニン逝去記念党員募集」として20万人の党員をスターリンは募集する。
 革命後になって、出世欲に目がくらんだゴミ共が大量にスターリンの下に集まり、こいつらが官僚としてスターリンを支えていくのだ!

 この後、トロツキーがその組織論のなさ、無責任さで敗れ、その後にはジノヴィエフが「プロレタリア独裁が党の独裁になっている」として闘うものの、皆敗れていく。
 そして、ジノヴィエフの敗北をもって、歴史は決定的な段階を迎える!! 
 なぜか!? 本企画の①革命と暴力を思い出してほしい。共産主義者の資本主義に対する「攻撃」とは全世界での革命運動の高揚である。だから、共産主義者は軍事力による資本主義国家との対決という方針は基本的にはとらない。国境線を守るための自衛戦力を確保するだけである。ジノヴィエフの敗北は、コミンテルンのヘゲモニーをスターリンにとられることを意味し、それは世界革命の実践的放棄を意味した・・・。 
 そして、コミンテルンは急速に変質する。ドイツ革命の敗北を受けて世界革命をあきらめたスターリンの、独自権力を維持するための「一国社会主義論」が「革命ロシア・ボリシェビキの権威」をもって全世界に流布されていく。第2インターナショナルの崩壊以降、分裂し、自らの路線を持っていなかった各国の共産党はロシアを守るための機関に変質させられていく・・・。ある国(ドイツ)ではむきだしの暴力で、ある国(日本)では1から「共産党」をつくることで、革命を起こした国(中国など)にもその過程で影響力を持つことで。そして最後には自らの「官僚の王国」の国益を守るためにファシズムや帝国主義とまで同盟を結ぶのである。彼らは、各国の労働運動を自国防衛の政治的力としたり、もしくは労働者には社会を運営する力がないとして「党が君たちのために政治をやってやるから一票入れろ」とし、労働者の決起を押しとどめて世界革命を阻むのである。去年暮れのCCUのストをやめさせたのは誰だったか思い出してみたまえ、諸君!!だから、われら社会科学研究会は、第二次世界大戦後の世界を「帝国主義とスターリン主義の相互依存によって成り立ってきた」とみなしている。資本主義・帝国主義は、スターリン主義を「社会主義の現実形態」とすることでマルクス主義思想を歪めることに成功してきたのだ!


 

 しかしながらスターリン主義国家は必ず破産する(スターリン主義党は資本主義体制の補完物になるが)。そもそも「一国社会主義論」はスターリンが「世界革命を目指さない」ための議論だ。それにはマルクスやレーニンが形成してきた「資本主義・帝国主義の経済分析」が抜け落ちているのである。結果から見よう。
 スターリン主義国家は歴史的に二つの破産の道をとったし、とりつつある。
①ソ連型の破産 
 資本主義とは、世界市場と一体である。資本主義の巨大な生産力の本質は、市場競争の結果としての世界的な分業にある。大規模な機械を使った工業はその結果生じたものの一つである。ゆえに、自らを世界市場から切り離し、一国規模で行う経済は必然的に経済力が弱くなる。ありていにいえば、一国社会主義国は貧乏である(笑)。ベトナムの民族解放闘争の指導者ホー・チ・ミンの「貧乏だけれど平等な社会」という言葉は、それの本質をよく捉えた言葉である。彼がスターリン主義を乗り越えることができなかったのは残念だ。
 さて、これがどうしてソ連型の破産につながるか? 資本主義の侵略から自らの国家を守るために、スターリン主義諸国は資本主義に軍事的に対抗しようとする。それは、地理的に近い場所にある資本主義国の基地を攻撃したりする力まで持たなければならないことを意味する。現在の中国であれば、米日の中国の勢力圏への侵略に対抗するため、東アジアでの軍事力を強め、沖縄の米軍基地を攻撃する力を持つ必要に迫られるわけだ。そして、軍事のための財政は経済的余剰からしか生まれない。つまり、一国社会主義国は軍事費でパンクするのである。ソ連は、それまでの危機をはらんだ状態でアメリカのレーガノミックス(軍事拡大政策)に対抗して軍事費を拡大し、パンクした(笑)。キューバや北朝鮮がこれにあたるが、北朝鮮は近年、次の②の方へ向かっていると思われる。
②中国型の破産 
 一国社会主義はパンクする。ではどうするか? 簡単である。世界市場に門戸を開けばいいのだ。中国は、自らの国の労働者を帝国主義が低賃金でモノを作るための道具にし、経済成長を果たした。しかしその結果として、国営企業の経営者は皆党員である状態が作りだされた。そして共産党自身がブルジョア化してしまったのだ! 中国は見ればわかるように、今のままではこれからどんどん「社会主義的な要素」を失い、ついには帝国主義へと変わっていくだろう。この道をとっているのは、他にはベトナムがわかりやすいだろう。 
 ちなみに、我々としてはどちらであれ結論は変わらない。中国が帝国主義になろうが、スターリン主義のままであろうが、中国の労働者と団結し、反革命政府を打倒することを目指す。




 


 共産主義は、資本主義の強固な土壌の上に、資本主義が作りだした条件の上に成立する! そもそも資本主義もまた世界革命だったのだから、それは世界革命でしかありえない! 全世界で革命が成功し、全世界でブルジョアの存立条件を奪うことによってしかプロレタリア革命は完遂されない。そこには資本主義が抱える、大きすぎる生産力による恐慌は存在せず、農業と工業の対立は消え去り、人類は資本主義では考えられないほどの生産力を手に入れるだろう(ここらへんはいずれ語ろう)! そして世界から市場や国益をめぐる対立もなくなり、軍事は単なる無駄な費用となり、戦争のために必要なもの、基地も、核も、すべての武器は博物館へ行くだろう! そのとき初めて国境は消え去る。それまでは資本主義諸国と革命に成功した諸国との国境は厳然と残る。もちろん、世界革命に成功したとしても、その過程で歴史的に決まった文化圏や言語圏は残るだろう。各民族の特質も消えはしない。それらが統合されていき、ひとつの世界文化が創りだされるには世界革命後にこの世に生を受けた世代でなければ不可能であろう。現代に生きる共産主義者は、今やれることをやるだけである!! 
 万国のプロレタリア、団結せよ!!



諸君、今回のまとめだ!
①スターリン主義は、マルクス主義やレーニン主義を歪めたものにすぎず、それは経済的根拠を持ちえず、必ず破綻する
②スターリン主義は、「世界革命をしない」ことをもって資本主義体制の補完物になる。ゆえに、現代では世界革命の路線は「反帝国主義・反スターリン主義」である


では、次回は「マルクス主義における国家論」である。アディオス!!



おまけ:社研の言葉
U海「人は、タバコ・コーヒー・コーラ・マックで生きていける」

②スターリン主義について(上)

 2010-12-23
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 今回の内容は、あまりマルクスやらレーニンの本からはでてこない内容である。なぜなら「スターリン主義」と呼ばれる体制が成立したとき、彼らはすでにこの世にいなかったからである。よって、ここはわれら社会科学研究会の独自の領域だ。 
 いちおう、参考文献をあげておこう。いくつかあるが、重要なのは、『スターリン政治体制の成立』(渓内謙 岩波書房)と『トロツキー自伝』(筑摩書房)である。前の本はかなり高価なので、気をつけてほしい。まあ、あまり気にせず、読み進めていただければ幸いである。

 さて、スターリン主義である。これは、よく「レーニン主義の発展であり、その帰結である」という意見が言われる。・・・結論から言おう。断じて、違う!! 
 
 これについては、スターリンとレーニンの「グルジア問題」(=民族問題)における意見の対立が象徴的であるので、まずそこを説明したい。

 ロシア革命後、グルジアを自治制にしてソビエト連邦に入れる(スターリン)か、独立させ、同盟関係を結び連合関係になる(レーニン)かの意見の対立が1922年~23年にかけて起こった。そして、決定的なことに、当事者であるグルジアの党委員会は自治制に反対し、独立を求めている状況であった。確かに、労働者権力を革命によって勝ち取ったソビエト連邦にグルジアが加入し、グルジアを直接ボリシェビキが指導することができれば、それは良いことだろう。・・・しかし、諸君! ここで前回の①を思い出していただきたい!! 労働者の団結の拡大こそが革命の基礎であることを述べているはずだ。つまり、彼らの意志に反して強引にソビエト連邦に加えたところで、それが善意であっても、それでは革命などできないことは明らかなのである! だからこそ、レーニンはグルジアの独立を認めるべきだとした! その結果、たとえグルジアが資本主義国になってしまっても、だ!! 
 それぞれの民族が信頼しあい、協力関係を結ぶ過程なくして革命はできない。ひとつの国の中の民族間対立の革命的な解決とはそういう意味なのだ。(※)たとえば、中国を例にとれば、漢民族と他の少数民族、たとえばウイグル人が共に団結して革命をなしとげる過程でお互いの民族の歴史的不和がのりこえられるとは限らないのだ。その場合にはウイグルは独立すべきである。
 
 ・・・本題に戻ろう。スターリンがグルジアを自治制にしようとした時、それを知ったレーニンは激しく怒った! 1922年9月26日、レーニンはスターリンを呼び出し、説得した。スターリンは表面上同意したふりを装っていたが、「レーニンに対立する断固さが必要だ」と会議で語り、グルジアの自治化案を通そうとした。レーニンは1918年8月30日、左翼エスエルに銃撃されて以来、体調を悪くしていたことが響いてしまい、その会議に出席できず、これを許すことになってしまった。そしてレーニンはこのことを知らないまま、1922年12月末のいわゆる「遺書」を書く。
トロツキー・・・有能だが自己過信する
スターリン・・・粗暴。他人を推薦する
という内容のやつだ。けっこう有名なので知っている方もいるだろうが、つまるところ、これは過渡的なものにすぎないのだ。
 この後、レーニンは1923年1月4日、「スターリンはあまりに粗暴、解任すべし」という趣旨の言葉を発し、スターリンを批判する論文を書き、3月5日には、トロツキーにスターリンと闘うための「反官僚ブロック」を作ることを呼び掛ける手紙を送る。そして4月に開催される第12回党大会の場でスターリンを党から除名する決議を作成する。しかし、3月13日・16日とレーニンは発作を起こし、事実上廃人となり、1924年に死亡するのだ・・・。こうしてこの対立はレーニンの死によりスターリンの勝利に終わるのである。

 長々と書いたが、簡潔に言おう。スターリンは、革命を「システムの改革」のように理解し、労働者がブルジョアを打倒し、全人民が政治を取り戻す過程であることをまったく理解していなかった。システムの改革はその結果にすぎない。彼は、所詮人間の集まりにすぎない「革命党」をまるで神のように扱い、労働者の主体性を無視し、官僚の王国を造り上げた。
 「労働者の解放は労働者自身の事業である」とマルクスが共産党宣言で述べた言葉の意味を彼はまったく分かっていなかった。これがスターリン主義の本質である!

 レーニンは確かに「スターリンは甘い」と言い、元貴族などブルジョアの立場に立つ者たちを労働者権力をもってすさまじい弾圧を加えた。しかしながら、革命を成功させる立場からブルジョアに弾圧を加えたレーニンと、労働者・農民に弾圧を加えたスターリンの立場を同一視するなど、あまりにも愚かだ。レーニンの弾圧に泣きごとをたれたのはブルジョアとその立場に立つ者だけであり、法政大学でいえば、ジャージ部隊やヤクザ部隊、現在の理事会のような連中なのである! 
 
 まずこの前提をいったん共有したいと思う。今回はここまでだ。次回は、なぜ革命が起きたばかりのロシアでスターリン主義のような思想が覇権をとったのかということと、スターリン主義の破産性を明らかにしたい。 
 内容上、どうしても小難しくなってしまい、ついていけない方もいるかもしれないが、ぜひ次回も読んでほしい。
 では諸君、アディオス!!

今回のまとめ
★スターリン主義の本質・・・労働者を「指導する対象」としか見なさない思想。結果として官僚が「指導」(支配)する王国を作る。


※例として出したが、このことが絶対的に正しいわけではない。抑圧されている民族が独立を掲げる意志を完全に尊重することが正しくない場合があることはレーニンの『民族自決権について』からもうかがえる。たとえば沖縄では独立論はほとんど力を持たず、「祖国復帰」で運動が爆発したことをみれば、沖縄では「独立論」は正しいとは言えない。「公式」は公式にすぎず、現実の分析から結論をださなければならない。

おまけ:社研のできごと
2010年9月末
①「尖閣問題」により社研会員にして某連盟委員長・S藤が反動化。領土問題において右翼的な立場をとる。
②社研に動揺がはしり、分裂直前までいきかける
③ダークサイドに堕ちかけた弟子を救うため、マスター・U海登場。路線論争を挑む。
④四時間にわたる攻防のすえ、反動を粉砕、撃破。領土問題の解決は「領土という概念」そのものを消すプロレタリア世界革命しかないことで一致。
⑤社研の団結が強化される。

①革命と暴力

 2010-12-17
                ギレン

 諸君!! 「革命」とはなんであろうか!?
 プロレタリア革命とは、いったい何を変革することを目指しているのだろうか?
 簡潔に言おう! 革命とは、権力をとることではない!! 
 しかし早まるな! 誤解してはならない! 権力はとらなければならない。それなしにはプロレタリア革命は現実的には不可能であるからだ。
 だからこそ、今私が言った「革命=権力をとることではない」の意味についてその核心を語らなければならない。

 共産主義社会、つまりすべての人民による経済の計画的統制に基づく社会が可能だという根拠は、今、この瞬間、世界を動かしているのは労働者である、ということだ! 
 諸君、考えてみたまえ。社長が首をたてにふったからその会社は動いているのか? 断じて違うだろう!? 今この瞬間世界を動かしているのはそこらへんの吉野屋や居酒屋で食事をとったり酒を飲んだりしている無数の労働者たちであり、俗な言い方をすれば庶民たちである。
 だからこそ、彼らが社長や理事会=資本家をぶっとばし、普段彼らが働いている自らの職場を、普段働いているからこそ、団結し、協力しあえば自らで運営することができるということ、彼らがそういう力を本質的に持っているということが、共産主義社会が可能であることの根拠なのである。だからマルクスは、そのように運営される社会を「共に生産する社会」と名付けたのだ。それ以上でも以下でもない!

 しかしながら、じゃあ実際にそれをやる力を労働者大衆はもっているのか、ということに誰でもたどりつくだろう。
 ここが問題である! そうだ、その通りだ! 労働者大衆はそんな力を持っていない! それは現状、まぎれもない事実である。いきなり資本家が、支配者がいなくなったら社会は悲惨なことに陥ることは確実である。今いきなり警察がいなくなったら治安がどうなるか考えてみたまえ、諸君! 
 では、どうするか? 簡単だ。労働者がそのような力を持てばいいのである。
 労働者が自らの理論を持ち、自らで職場のルールを作成し、自らで責任を持ってそのルールを守ることができるようになればいいのである。労働者大衆が選挙のような「非日常=政治」ではなく、「日常=政治」となるような生活を創りあげればいいのである。簡単に言おう! 労働者大衆が、すべての人民が政治を取り戻すこと、それが「革命」なのである! 

 次に問題になるのは、ではどうやって労働者がそれを学ぶのか、ということである。労働者は、様々な要因から、資本の抑圧、理不尽に対して闘いを開始する。個人では勝てないから、団結し、労働組合を作って闘う。これだ! これが、マルクスが労働組合を「社会主義の学校」と位置づけた理由である。労働者は、労働組合運動に携わる中で、政治を学ぶ。自らの力でルールを作り、それを資本に強制し、そのルールを自ら責任を持って守ること、日常の経験の中から、自らの指導者を選ぶこと、課長や部長などの管理職がいなくとも、自ら選んだ指導者の下で職場を合理的に運営することを学ぶ。 
 ひとつの例として、ストライキをとってみよう。ストライキはサボタージュと違う。それは意識的に職場を止め、終結のさいには、意識的に職場を動かすことができなければならない。つまり、管理職なしで、労働者がみずから職場を運営することをその闘争の過程で労働者が学ぶのである! このような運動の結果として、社会のすべての人々が資本家なしで社会を運営できるようになること、その全過程が「革命」なのだ! 革命はある日突然起きはしない! 革命は奇跡ではない。革命は人類自身の、自らの変革運動全体のことであり、それに至る過程のことである! 動労千葉は、かつてもっと勢力があったころに、「外房線はJRよりおれたちのほうがうまく動かせる」と宣言したことがあるが、これは日常の闘争や数十回のストライキのすえに獲得したものなのである。彼らのような労働組合、労働者が社会の常識になることが革命なのである!

 さて、ここで問題になることがある。実際に労働者が職場を自らで運営するような事態になったとしよう。こうなると不都合な状態を強制される者がいる。そうだ、資本家だ! だから彼らは言う! 「私の所有している会社が労働者に占拠されている! これは私的所有権の侵害だ!」と。そして法律という暴力を執行するために警察がやってくる。労働者は殴られ、逮捕され、場合によっては殺される。歴史上このようなことは何度もあった。有名なのはパリ・コミューンだが、卑近な例でいえば、2008年の京品ホテルの闘争について調べてみるといいだろう。
 ゆえに! だからこそ! 労働者は権力をとらなければならない! 労働者の利益を体現する党を創り、自らを階級として組織し、現在の国家を転覆する準備をしなければならないのである! 暴力を準備する以外に、権力をとること、そしてそれを維持することは不可能である。資本家が労働者をブルジョア法=私的所有を擁護するための法律で労働者を抑圧したように、労働者権力はプロレタリア法=私的所有を廃止するための法律で資本家を弾圧しなければならないのだ! これがプロレタリア国家の役目である! 
 暴力とは、強制力一般のことであり、それには法律も含まれるのだ! 権力をとること自体は、例外的ではあるが(※)、議会で多数をとることによっても可能である。しかしそれを維持し、革命を完遂するために、資本家を抑圧するための法律を通し、実行するためには、労働者が圧倒的に動労千葉のように闘う戦闘性を持っている状況である必要があるのだ!
 マルクスは言った! 「暴力は革命の助産婦である」と。その通りだ! 暴力は革命の助産婦であり、それにすぎない! 革命を生むのは暴力ではなく、労働者階級であり、人民である! 資本との闘争の中で必要とされ、生まれる団結こそが新たな常識となり、社会を変えるのであって、暴力が社会を変えるのではない! 暴れることで社会は変わらない! 資本家を殺すことで社会が変わるわけではないし、警察を殺すことで社会は変わりはしない! 
 革命と暴力の関係を幼稚に解釈し、暴力を単なる軍事力と勘違いすると、連合赤軍のあさま山荘事件のような間違いを起こすのだ! まあ、彼らの路線については我々なりの意見があるが、ここではそういうことにしておこう。

諸君、今回のまとめだ!
①革命=人間自身が政治を取り戻し、奪われた共同性を取り戻していく過程
②暴力はその助産婦にすぎない。必要なものだが、それが社会を変えるのではない

「労働者はときどき勝利することがある。しかし、その勝利は一時的なものにすぎない。労働者の闘争のほんとうの成果は、直接の成功にあるのではなくて、労働者の団結がますます広がっていくことにあるのだ」
マルクス『共産党宣言』


団結の究極の拡大こそ、革命なのである!!

※1917年6月ごろ、レーニンは当時のロシア二月革命後の労働運動・農民運動の高揚を背景にして、憲法制定議会選挙でボリシェビキが多数派をとることによっても革命ができると考えていた。コルニーロフの反乱によってそれが不可能な情勢となり、当初のプランであった武装蜂起で10月革命へと向かった。

今回の重要文献
マルクス『共産党宣言』


おまけ:社研の会話
「我々は、圧倒的戦闘的に革命闘争を貫徹し、支配階級の暴虐を打ち砕き、プロレタリア世界革命への道を開かなければならない!!」
「第一に、圧倒的戦闘的であることが革命的とは限らない。第二に、支配階級とは誰か? 暴虐とは何か? 暴力を使うことは我々だってある。第三に、世界革命への道を開くために現在具体的に何をなすべきかを言うべきだ。つまり君は何も言っていない。強い言葉に酔うな小僧」
「ごめんなさい」

社会科学研究会である!!

 2010-12-14
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 やあ、諸君・・・。久し振りだな。私だ。社会科学研究会だ。
このたび、様々な事情からずっと更新がなされていないこのブログを自由に使っていいことになった。
尖閣問題のように時事問題にひたすらつっこむのもいいが、こんなところで批判だけするよりも、この資本主義の危機の時代に、マルクス主義の復権のために、原則的な理論的話をすることにした。
なに、心配するな。理論的話といっても難しい専門用語を使うわけではない。「マルクス? 何それおいしい?」という方にもわかるようにある種おおざっぱに提出するつもりだ。基本的には高校生や大学1年生にわかってもらえるようなものを目指す。「マルクス主義に興味あるけど、資本論デカっw」という労働者にも是非読んで欲しい。

 始めに、3回にわたって軽くマルクス主義に関する大きな誤解のいくつかに答えるものを我々の側から提出する。それ以降はついたコメントの中から重要だと思われるものをピックアップしていこうと思う。さすがにすべてに答えようとすると収拾がつかなくなったり、中傷者との泥仕合を演じたりすることになったりしそうなので、ほどほどにしようとは思うが。基本的にはブログを利用したゆるい学習会のようなものを開催しようと考える。

さて、前提はこれくらいにして本題に入ろう。ラインナップは以下の通りである。
①革命と暴力
②スターリン主義について
③マルクス主義における国家論


 一度このようなことをやろうとしてあまりの無計画性と弾圧によって中止に追い込まれてしまったので、次はそれなりにしっかりやろうと思っている。
 社会科学研究会創立から50年以上の時がすぎた。中核派のダミーサークル呼ばわりされて久しいが、それは事象の一側面でしかない。中核派が社研を作っているのではなく、我ら社研こそ中核派を作っているのだ! ゆえに、細かく詰めるといろいろ食い違いはでるはずだが、大きくは「中核派のマルクス主義」を説明することになるだろう。いちおう、そのことはことわっておかなければならない。
最終的には、おのおのが自らマルクスやエンゲルス、レーニンの著作を手にとって自分で学んでくれればいいと思う。もし一致できるのであれば、共に世界革命へ向けて闘おうではないか。

では、諸君。楽しみにしておいてくれ。

すべてのエヴァファンにごめんなさい。そして内海に、鉄拳①

 2009-05-15
主な出演者
シンジ&アスカ
(左)碇シンジ(シ)
(右)惣流・アスカ・ラングレー(ア)




シ:「アスカ、結局共産主義って何がしたい思想なの?」

ア:「ひとことでいうと、『私有財産の廃止』ね」

シ:「シユウザイサン?」

ア:「土地とか、工場とかそういう労働者の搾取に使われるものよ。」

シ:「よくわからないけど・・・モノを全部共有制にするってこと?」

:「アンタ、バカァ!?そんなことしたらそれこそ社会が成り立たないでしょ!?」
アスカ(アンタ、バカァ)2

シ:「えっと・・・じゃあシユウザイサンじゃないモノって何?」

ア:「あんたが今つけてるモノは全部『個人財産』ね。S-DATとか服とか。もちろんそれを他人が盗ったらそいつは窃盗罪よ。」

シ:「ふーん。なんとなくだけどわかったよ。ありがとう、アスカ」

ア:「あ!言い忘れたけど、それとは別にアンタのモノはアタシのモノだからね♪」
アスカ2

シ:「・・・・・逃げちゃダメ・・・なのかな・・・?」

※最後のアスカの発言は単なるジャイアニズムです

たぶん続く

by社会科学研究会
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プロフィール

文化連盟

Author:文化連盟
1959年創立の法政大学サークル連合。2008年3月に非公認化。活動理念は「自主文化創造」。本業のサークル活動に邁進しつつ、2006年3月14日以来延べ126名の逮捕者、34名の起訴者と13名の処分者を擁する監獄大学爆砕へと学生運動も同時並行。直接行動系。ゆとり世代代表。愛は強し。

2012年5月31日、東大ポポロ座に続き暴処法を粉砕し無罪を勝ち取る。もはや敵なし。俺たち最強。

法大闘争とは何か?


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