前期総会終了
2008-08-03
昨日8月2日、文化連盟は前期総会を開催しました。各人の総括文章は冊子の形を取らざるを得ないほど膨れ上がり、濃密な議論が為されました。
委員長総括の一端をお見せします。
「…今期は、絶望的な雰囲気の中で始まった。加盟サークル34サークル中、30サークルが文化連盟を脱退し、残ったのは、いわゆる被差別サークルだけであった。そのような文化連盟がはたして去年度私が守ろうとしてきた「文化連盟」といえるのだろうか?政治的なサークルもダンスをこよなく愛するサークルも、映画を作るサークルもいる。そんな多様性ある組織であるからこそ、私は「文化連盟」が大事だと考えていたから、当時、文化連盟の解散すら考えた。しかしながら、去年度から続く本部室をめぐる問題から生じた喧嘩を利用して、大学側は加盟員(現執行委員会副委員長)である恩田亮に対して不当な処分を狙っていることも明らかだった。選択肢は極端な二つにまで絞られた。解散か、闘争かである。そして、後者の選択を選ぶには、キャンパス利用ルールにより、大規模(に見えるよう)な抗議は事実上禁止に追い込まれていたため、実力をもってやるしかなかった。当然4サークルしかない文化連盟にその力はない。後者の選択を貫徹するには、少しでも人員を確保するために、全学連と手を結ぶことを意味した。――中略――それと一緒にやって果たして闘争を大衆的に勝利させることができるかどうかはかなり不安なことである。それは今もわからない。結論として、企画局と話をした結果、我々は闘争を選んだ。去年度までの文化連盟と一線を画し、総則にある理念を守り、何よりも闘う人間を去年度のように見捨てないため、玉砕を覚悟した。被差別サークルしかいなくなった文化連盟だからこそ、理念を守るための玉砕を選ぶことができるようになったのは皮肉としか思えない。当初、この運動を始めたときは、まさか前期終了まで我々がいて、総括会議を開いて今後の展望などを話し合うことができるとはまったく思っていなかった。これは、加盟員一人ひとりの、努力の賜物であることを確認したい。…」
我々は攻撃もしますが、反省もします。
自己及び他者の行動を深く省慮します。
そうやって、物事を次に進めていきます。
以下は委員長総括の最後の部分です。
「…今の段階で、勝利だとか敗北だとかは言わない。我々の闘いはまだ中途である。――中略――我々の闘いが前進していることはまちがいない。かといって、後の人間たちに残せるようなものは何もない。大事なのは、現状を正確に見据え、一歩一歩進むことである。」
一歩一歩進んだ先に何があるのか?
何もないかもしれません。
それは全く分からないけれど、我々文化連盟が5月20日に立ち上がった原点「隣の誰かを見捨てない」を強く噛み締め、これからも法大闘争を元気に貫徹してゆく所存です。
文化連盟は後期もやります!!