ニュース速報!革マル派活動家11名逮捕!
2008-11-18
まずは以下の記事を読んで欲しい。MSN産経ニュースより転載。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/081117/crm0811171917037-n1.htm
革マル派の活動家ら11人逮捕
2008.11.17 19:16
ホテルの宿泊名簿に偽名を記載し、多人数で会議を開いたとして、大阪府警警備部と和歌山県警は17日、建造物侵入などの容疑で革マル派活動家、木下宏容疑者(67)ら男女11人を逮捕したと発表した。1人は容疑を認め、10人は黙秘している。
調べでは、7月6日午後3時ごろ、和歌山市内のホテルに2人が偽名でチェックインし、この後、木下容疑者ら9人がホテルの管理者に無断で部屋に入った疑い。
府警などは今月16日、大阪市内のホテルで11人が会議を開いていたところを一斉逮捕した。同派が産業別の幹部を集めた会議を定期的に開いていたとみて、押収した約20台の携帯電話などの分析を進める。
露骨な別件逮捕である。どうして7月6日のホテル使用の問題で11月16日の会議中に逮捕されなければならないのか?
併せもって前者のホテルは和歌山市、後者のそれは大阪市である。
ホテルの無断使用それ自体に県をまたいで警察が飛び交うような事件性はあるまい。
別件逮捕のお手本のような逮捕劇である。
たとえセクトだからと言ってこのような警察権力/公安警察の跳梁跋扈を許してはならない。
それは対岸の火事ではないのだ。
マルティン・二メーラーを引くまでもなく「我々だけは許される」と言う思考は愚劣の極みである。
権力の侵入は波状的なものであり、違いは中心から近いか遠いか、ということにしかない。
時を隔てて、やがてそれは傍観者にも襲いかかるってくる。
振り返って法政大学を考えてみれば良い。
2004年、当時の学生は「学館」を捨て「文化」を選んだ。
その結果「文化」は守られたのか?
単純明快、現在の法政大学は2年間88名の逮捕者を擁する、権力の伏魔殿と化した。
「文化」は守られなかった。
私たちは歴史を学ばなければならない。
革マル派活動家11名の逮捕を認めてはならない。
「押収した約20台の携帯電話などの分析を進める」こと、彼ら公安警察が望んだことは、ただそれだけなのだから。
増井真琴