つれづれなること 9

 2009-04-05
少し前に、文化連盟に対して法政大学の申し立てにより、裁判所から情宣禁止仮処分申請があったことは皆さんご存知だろう。
いろいろとあって中身やその後の過程・結果の公表が遅れてしまったので、それも含めて(もちろん私の視点だが)つれづれなるままにここに書こうと思う。

まず、申し立ての内容だが、当ブログの過去記事によれば「ずっと情宣禁止」ともとれるが、これは誤解である。法政大学が裁判所を通して我々に禁止してきたことは、「3月26日に開催されるオープンキャンパスにおける情宣禁止」である。具体的な内容としては、
①当日は債務者(禁止者)8名の法政大学キャンパス中央から半径200m以内への立ち入り禁止
②第三者をして情宣活動を行わせてはならない
のふたつ。
 
 結果からいうが、これは受理され、当日文化連盟はオープンキャンパスでの情宣ができなくなってしまったので、飯田橋駅から半径200m以内に入らないように靖国神社を経由しながら九段下にある総長室前で抗議の情宣を行った。
よくわからないが非常にビラはけが良く、そんなに人通りがないにも関わらず一時間程度で200枚近く撒けたし、「これから法政のオープンキャンパスに行く」という高校生も通りかかり、話もできたのでやる価値は十分にあっただろう。
 
 さて、肝心の申し立て趣旨と受理されるまでの過程である。
 まず申し立て趣旨だが、入試情宣の際の我々の演説を主にとりあげ、「それらは事実無根である」ということを述べている。要するに、「法政大学は監獄です」とか「法政大学の職員は犯罪者」とか、あとは全学連がよく言っていたが「法政大学は受験生を35000円(受験料)として見ている」というようなことだ。これらの発言に対する法政大学側の反論だが、学校法の条文を持ち出し、「法政大学は学校法が定める建造物なので監獄ではない。事実に反している」というような感じである。
・・・・・そんなのわかっているにきまっているだろう(笑)。
監視カメラが100個以上、門以外のところには有刺鉄線が張り巡らされている(植え込みに隠れてみえにくくしてある)、抗議してビラをまこうものなら(特にジャージ部隊がいたころは)殴られるのだ。その構造をさして「監獄」と表現していることもわからないのか。さすが法政大学である。以下省略するが、まあどれも的外れな反論であるということだけ付け加えておく。
 さらに、法政大学が我々の演説が事実無根であることを補強するために出してきた証拠資料だが、それはなんと知る人ぞ知る『治安フォーラム』である。
知らない方のためにかいつまんで説明すると、いわゆる過激派の動向や日本国の防衛策について治安管理の側面から書かれている雑誌で、事実上公安警察の機関紙と呼べる代物である。橘書房からでているので、2~3冊読んでみるといいだろう。私の言っていることに納得できるのではないかと思う(ちなみに、その『治安フォーラム』では、3・14事件のことを「中核派排除に動いた法政大学」として説明しており、3・14事件における法政大学の出しているタテマエである、「ビラや立て看板が景観を害していたり、通行の邪魔になっていた」というものとまったく違うことを言っている。これを証拠資料に出すことと、後に説明する「営業権」の話もあわせて考えると、どうやら法政大学はタテマエが保てなくなっているようだ)。
 しかしながら、上記の趣旨は後に法政大学が取り下げた「人格権」の範囲の話なのでここはあまり重要ではない。どうやらこれだけでは裁判所が難色を示したようだ。
 そこで、法政大学が持ち出したのが「営業権」である。
 我々は今まで法政大学を「監獄大学」としてみなし、その原因は産学共同にみられる新自由主義路線であるとして、「新自由主義大学」などといってきたわけだが、まさか法政大学がそれを追認するとは思わなかった。
大学は商売ではない。法政大学は学校法人であって、株式会社や有限会社ではない。一般的な法的概念に照らしても、学校法人という形態に「営業権」がどれほど存在するのか怪しいところだ。「法政大学は受験生を35000円と見ている」という主張もあながち間違いではないだろう。
 そして、「営業権」を主張するために法政大学はオープンキャンパスというイベントの重要性をこと細かに示している。
余談だが、その中の資料で法政大学の総資産が約1600億円であることがわかった。『東洋経済』によれば、法政大学の資産運用額は約653億円。総資産の中には校舎や土地の値段も含まれているはずだから、この額はとてつもない数字だ。2007年度の三月期決算で8・6億円の損失を出したわけだから、リーマン・ショックもあった今年の損失はどれくらいなのだろうか。法政大学の余剰資産は知らないので、なんともいえない。かといって抗議の意志を収めるわけにはいかないが。
 話しを戻して、以下、法政大学の申し立て資料より抜粋
「必要十分な数の学生を確保するための各種活動は大学の存立および運営にとってきわめて重要な業務」
「法政大学の実情をよりよく理解して志望大学としてもらうことを目的として、キャンパスを高校生・保護者に開放し、・・・オープンキャンパスというイベントに特に力を入れている」
「オープンキャンパスの成功が、法政大学の学生確保の成功の鍵を握っているといっても過言ではない」
「本学については、「バンカラ・古い校舎・学生運動」という保護者が持つ一昔前のイメージを払拭する貴重な機会である」
「かりに、オープンキャンパスにおいて債務者らの業務妨害等が敢行されるに至った場合、本件オープンキャンパスの目的達成が阻まれ債権者に回復しがたい甚大な損害が生じることは明らか」
 上から3つ目までの文はとりあえずスルーするにしても、それ以降が問題である。もちろん「バンカラ」は今では応援団くらいだろうし、「古い校舎」ももはや本館だけを残すのみ。「学生運動」も20~30年前に比べたら衰退している。が、少なくとも今年は我々文化連盟がいる。
我々も自由にビラがまけて、学習会に向かいの建物から双眼鏡で「参加」されるようなことがなければこんなことはしないし、「おいでませ法政大学へ」となるのだが、そうでない以上、学生運動という言葉にカテゴライズされることをする必要があるわけで、結果として法政大学にはまだ学生運動が残っているわけだ。
 だから、我々が当日情宣を行えば法政大学のいうところの「オープンキャンパスの目的」は確実に達成できない。
しかし、それはいわゆる詐欺ではないのか。もちろんテレビCMも同様の問題を含むので、程度の問題だが、事実を隠して現状の法政大学を「よりよく」理解して法政大学に入学し、入学金約100万~120万を払ってしまった後で「こんなはずじゃなかった」と言い出す学生がいたらどうするつもりか。
我々は奪われたものを取り戻したいわけで、現状断固やめるつもりはない、ということだけ言っておこう。
 
次に、受理されるまでの過程である。
もちろん26日のオープンキャンパスまでに受理するかどうかを決めなければいけないわけだから、非常に急ぎ足になった。一週間前に裁判所から法政大学が我々に対する仮処分の申請をした旨が届き、23日の午前11時に東京地裁に呼ばれる。あまりにもこちらへの準備期間が短すぎる。とりあえず東京地裁への出廷は24日の午後4時まで延期させたが、それでも相当大変だった。代理人の弁護士を立て、反論の資料を作り、なんとか間に合わせた。弁護団の数は三日程度しか時間がなかったにも関わらず総勢24名が組まれ、既知の弁護士の方が徹夜で資料を作成してくださったのだ(弁護士のみなさん、お忙しい中まことにありがとうございます。こんな場ですが重ねて御礼申し上げます)。
 そして、24日の午後4時に東京地裁に向かう。当日は弁護士も6名付き添ってくださった。
 しかし、法廷に入った瞬間に我々は激怒した。我々のところに届いた資料では、正式な裁判ではなく、非公開なので「傍聴はできません」と書かれていたにも関わらず、なぜか法政大学の職員が二名傍聴席にいたのだ。裁判官に問いただすと、「関係者なので認めました」とのこと。関係者ならこっちにもいっぱいいるのだが。
その話でしばらくもめた後、いちおう審理に入りかけたのだが、そこで裁判官が「言いたいことがあるなら明日の午前9時までに裁判所にFAXしてください」と言い出した。もちろん債務者8名は怒ってわめく。弁護士も「表現の自由を営業権で侵害しようとしてる。大事な問題だし、時間がないから当人達を呼んで話を聞こうとしたのではないのですか」と問うも、裁判所は姿勢を変えようとしない。
そのまま5分ほどもめていたら、法政大学の代理弁護士が裁判官にうなずいて進入禁止の範囲が書かれた紙を渡して法廷を自主退廷。
今度は「裁判所として呼び戻せ」云々を抗議したところ、しばらくして裁判官が隣の書記官にうなずいて自主退廷。そして、仮処分申請は受理された。
 法政大学が傍聴券を金で買うことを許しているわけだから想定の範囲内ではあったのだが、こうまであからさまにやるとは思わなかった。事前に対応を準備していたのだろう。
裁判所は政治が絡むとき公正ではなくなる。わかっているつもりでも大学生になるまで18年間かけて植えつけられた裁判所の権威はなかなか抜けないものである。現在のこの国の司法の現実を見せつけられてしまった。

 ネオリベラリズムは「自由=市場」として、世界中に「自由」を振りまいた。本来市場化してはならないとされたものも「自由」にした。すべてのものに金銭的価値を付加した。金銭に還元できないものはその価値を0に設定した。学問は、金による価値をつけられる存在なのだろうか。教育は、金銭的価値を生み出すために行われるのだろうか。
 我々が法政大学に言論・表現の自由を取り戻そうとしてきたわけだが、そのためには、この世界的潮流を覆さねばならないのかもしれない。

斎藤 郁真
コメント
斎藤 郁真さんのコメントを聞いてびっくりですが裁判でもそんなふうになってきているのですね。

憲法が掘り崩されてきている光景がもののみごとにつきだされていってよく、本来であれば主権在民なのですから憲法を遵守できないすべての公務員は罷免しなければならない話です。

私はこうしたもろもろのおかしな光景をすべて調べて、国家権力を問う違憲訴訟をよびかける必然性を感じています。

裁判員制度の開始目前にして、国連人権委員会は日本の代用監獄制度に対する勧告を通知し、調査団が日本にくるといいます。

法大現場の実態をこの人たちに訴え、海外の特派員に対して記者会見をやつたようなアプローチをもう一度やってほしいです。

斉藤さんの結論であるように、この世界的潮流を覆すめには国連人権委員会に強くアピールすることが重要だと私は提言します。

こんな国が国連常任理事国入りを果たそうとしていると問題提起し、平和の祭典オリンピックをナチスのベルリン・オリンピックのようにさせてはならないと主張すると効果絶大でしょう。

警視庁公安部は石原都政と癒着しており、街頭規制強化は石原都政といったいで進んできたからです。

立花書房の『治安フォーラム』は公安警察官の情報誌ですが、東北大学の次は法大が狙われている思惑がみうけられます。

安保時代には大学と労組が拠点になったため改憲と戦争と失業では、それと同様に、大学と労組を締め上げるということなんでしょう。

それから法大現場では、法大弾圧を指揮している警視庁公安一課連中への批判も行われているそうで、胸がすくむ思いがします。

とくに、恩田さんの痛快な激烈トークは、星隆夫らに打撃を与えているものと推察します。

陰険な連中がやらせている嫌がらせをやり返して、彼らを徹底的にののしってください。

応援しています。今年は法大現場にいく機会があるかもしれませんのでそのとき私は醜い公安デカどもの嫌がらせの実態を暴露しながら、痛烈に星や貞山や関らを批判してやろうかと考えています。ちなみに警視庁公安一課の吉田まさもりは、不祥事がばれて公安にはいられなくなったらしいですから、このことを公安どもにつきだしてください。

「公安一課の吉田まさもりは、神奈川県内で売春宿経営がばれて公安にいられなくなったやつで、公務員の職務違反だけではなく、大変破廉恥な腐敗したデカです。こうしたとんでもないやつらが公安の実態と腐敗の象徴なのです。こういうやつらが、嫌がらせと集団ストーカーをやらせているのです」と言い返してください。恩田さんたのみましたよ。


【2009/04/06 01:11】 | 日本国憲法擁護連合 #- | [edit]
かつて創価学会(570万人以上の日本最大の宗教団体)の信徒だった私から法大文化連盟のみなさんに勇気を与える動画を紹介します。(自公政権を担ってしまった現在の創価学会に昔の破折精神はなくなってしまいました。かつてはノンセクとともに黒ヘルをかぶった時代もあったとのこと。みなさんにも学会系サークルが対抗して大変申し訳ない思いです。石原を支援するまでになった現在の創価学会は、かつては、保守反動から憎まれてなんぼの学会だったのです。かつての学会魂・反骨魂の立場から私は法大文化連盟を支持します。)

・創価高校野球部応援の模様
http://www.youtube.com/watch?v=PGvczybXczM&feature=related

・紅の歌(私が今でも大好きな学会歌です。この歌は、勇気を与えてくれる歌です。必ずあなたたちの闘争は勝利します!)
http://www.youtube.com/watch?v=JW5WySXzDOg&feature=related
【2009/04/06 01:29】 | 日本国憲法擁護連合 #- | [edit]
何で法政大の文連に煎餅の動画が出て来るんだ?関係無いだろ。

しかも誇らしげに「570万人以上の日本最大の宗教団体」とか言って。

マジ、擁護連って違和感ありありだったけど、ここまで来るとヤバい奴なのかも知れないな。
【2009/04/06 23:18】 | #- | [edit]
自公政権を担ってしまった現在の創価学会に昔の破折精神はなくなってしまいました。かつてはノンセクとともに黒ヘルをかぶった時代もあったとのこと。みなさんにも学会系サークルが対抗して大変申し訳ない思いです。石原を支援するまでになった現在の創価学会は、かつては、保守反動から憎まれてなんぼの学会だったのです。かつての学会魂・反骨魂の立場から私は法大文化連盟を支持します。

これ読んでないね、おたく。嫌がらせ書き込みや挑発のネタはもうなくなったということだろう。7

ちなみに東大阪市議選で創価学会員が全国連の議員を支援した記事が『前進』に掲載されたり、杉並百万人署名運動のサイトでは、創価学会員がイラク戦争に反対して合流した話題が掲載されている。

法大でもかつてノンセクトラジカルのなかに創価学会員もいたということが実際ある。ということで、部外である馬鹿ウヨはちゃちゃをいれるな。
【2009/04/07 00:54】 | 日本国憲法擁護連合 #- | [edit]
自公政権は、統一協会と創価学会ですが、創価を叩くのに、統一協会を右翼はたたきません。なぜかといえば統一協会は右翼の総元締めだからです。

私の指摘したいことは、本来なら自公政権を支持する場所にいた人が自公政権を批判する側にくる場合があるということです。

つまり、それだけ個人の心まで他人は支配できないという証です。

したがって公安警察がいかなる嫌がらせをやっても私の書き込みはまったく変わっていないということです。

おわかりですね、漆間っ!そしてその手下の公安っ!そして奴隷の右翼どもよ、ということなんです。
【2009/04/07 01:07】 | 日本国憲法擁護連合 #- | [edit]
法華経に勝る兵法なし、八風に冒されても同様しない人を賢者と申すなり、賢人は金の如く愚人(ぐにん)は鉄の如し 、賢人は喜び愚者は退く、右翼ジャパンプロダクションは退いた、南無妙法蓮華経!
【2009/04/07 02:08】 | #- | [edit]
ネタ切れだから、私の文章をそのまま掲載して皮肉のつもりになっているのだろうか?

だが、その文章はとても重要だから、たとえ邪な思いで書き込みしてきたにせよ、法華経に対する文章を掲載してくれていることには代わりがないから、お前に感謝することにしよう。

あなたそうとう苦しいでしょ、私を追い込みたくてたまらないでしょ、あるいは私を攻撃することで気持ちを高めているでしょ、その思いが修羅界の境涯なのだ。

こういう境涯は公安デカや暴力ガードマンや一部の職員にも出ている。昔の創価学会の折伏経典では、修羅界――兵隊、警官、拳闘家、将棋、碁を職業とするような、人と争う人間、と紹介されている。まさにそのとおりで公安デカは、修羅界の境涯から超えられない人々なのである。 『創価学会・昔の指導集、折伏経典池田大作指導』http://dakkai.org/guidancebyikeda.html

修羅界とは、第六天の魔に支配され若脳乱者頭破七分になった人たちであり、帝釈天の下にいる有供養者福過十号の人たちを絶えず邪魔し攻撃する衝動にかれられるということなのだ。

また三障四魔競うという言葉がある。まさにお前の振る舞いは、第六天の魔に支配され若脳乱者頭破七分の修羅界の境涯として攻撃してくるということなのである。
【2009/04/07 12:23】 | 日本国憲法擁護連合 #- | [edit]
何ちゃらかんちゃら屁理屈をこいても、煎餅動画が何故か文連ブログに紹介されとりますな。ここは自公政権がどうちゃら語る場だったのか?自公政権だから公安がいる?たぶん民主党が政権獲っても公安は存在すると思いますが、煎餅大好きな擁護連には理解不能だろうね。
【2009/04/07 12:35】 | #- | [edit]
気持ちはわかるけど学生が真剣に大学とたたかっているのに宗教論争はやめなさい 学生を支える側に立ちましょう
【2009/04/07 18:37】 | 北のゲバラ #- | [edit]
熱心な創価信者が覚醒すると、創価にとって最大の脅威となります。

http://richardkoshimizu.at.webry.info/200904/article_6.html
【2009/04/07 21:57】 | #- | [edit]












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プロフィール

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Author:文化連盟
1959年創立の法政大学サークル連合。2008年3月に非公認化。活動理念は「自主文化創造」。本業のサークル活動に邁進しつつ、2006年3月14日以来延べ126名の逮捕者、34名の起訴者と13名の処分者を擁する監獄大学爆砕へと学生運動も同時並行。直接行動系。ゆとり世代代表。愛は強し。

2012年5月31日、東大ポポロ座に続き暴処法を粉砕し無罪を勝ち取る。もはや敵なし。俺たち最強。

法大闘争とは何か?


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